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2020.09.15 コラム

なぜ、水泳はいいの?シリーズ7

 

 

シリーズ7:「肩こり」解消には水泳が効果的!

 

 新型コロナウイルスの感染拡大のためマスクがエチケットとなり、マスクが手放せない日が続いています。そのためか、最近、マスクが原因で起こる「マスク肩こり」の人が増えています。マスク肩こりにも有効なのが水泳といわれています。今回は、肩こり解消にもなる水泳のお話をしましょう。

 

 

 

▼「マスク肩こり」に要注意

 

 コロナ禍で今や、マスクをしての外出や仕事は当たり前の社会になりました。

 ところで、暑い中でのマスク使用は息苦しく、加えて、長時間のマスク使用で、肩こりになる人も少なくありません。

 専門家にお話をお聞きしたところ、マスクの長時間着用はマスクのヒモが耳にかかる(引っ張る)圧のせいで、肩の筋肉が凝りやすくなっているそうです。マスクをしていると、肩が痛くなるのもそのためです。筋肉が凝るとともに、マスクをしていると表情も硬くなり、顔の筋肉も凝ってくるそうです。歯ぎしりや食いしばりも起こりやすくなり、これらもマスク肩こりにつながっていると思われます。

 また、マスクをすることで精神的にも「しんどい」と思うようになり、精神的苦痛も肩こりの要因になっていると考えられます。

 加えて、大半の人はこれだけ長時間にわたるマスク着用の経験がなく、体も精神も疲れてきているように思われますので、気をつけたいものです。

 そして、マスク肩こりにも効果があるといえるのが、水泳です。

 

 

肩こり緩和におすすめの水泳

 前回もお話させていただきましたが、水泳は有酸素運動の中でも日常生活であまり動かすことのない筋肉も使います。また、浮力が利用できるので体への負荷や過体重によるけがも少なく、加えて、老若男女問わず、安心してできるスポーツでもあります。

 今回のマスク肩こりは、肩周辺の筋肉の血行不良やこわばりなどで引き起こされていると考えられます。水泳が肩こりにいいのは、血行不良解消や筋肉をほぐすのにもおすすめだからです。

 

①水中にいるだけで血行不良を改善

 

 マスク肩こりだけでなく、一般的な肩こりは肩周辺の筋肉の血行不良やこわばりなどが原因で起こっていることが多いようです。

 実はプールに入っているだけでも効果が期待できるといえるのが、水泳の大魅力ではないでしょうか。水中では水圧があり、適度な水の抵抗が筋肉を刺激したり、血行を促すマッサージの役割を果たしたりもするため、血行不良改善になるからです。 だから、泳がなくても、水中散歩を楽しむだけでも体がリラックスし、肩のこわばりもとれてくるでしょう。

 

②泳いで筋肉をほぐそう

 

 水泳は有酸素運動なので泳げばなお、酸素を体内に取り込むので血行促進効果が大いに期待でき、肩こり解消には効果があるといえます。

 それに、水泳は筋肉を十分に動かせるだけではありません。水を腕でかくことも多く、その時、適度な抵抗があります。水圧を受けながら肩を動かすことで、凝っている筋肉をよりほぐす効果が期待できるといえます。

 とくに、クロールや背泳ぎは腕を大きく回すので、肩こりには効果があるといわれています。

 

 

【体験者の声】

・主婦A さんの声

「肩こり症ではないのに、マスクをし始めてから肩こりを発症。水泳が有酸素運動で、疲労物質の乳酸の燃焼にも効果があると聞き、始めました。泳ぎ始めてすぐに肩こりが改善され、健康のためにもこれからも水泳生活をエンジョイしようと思っています」

 

・サラリーマン男性Bさんの声

「細かい作業が多い職場で、肩こりに悩んでいた時に『スイミングスクールにいってはどうか』と、友人から勧められました。確かにプールに入っているだけでも肩の筋肉がほぐれる感じがします。肩こり解消だけでなく、今ではストレス解消にも役立っていて、スイミングスクールに行く日が楽しみになりました」

 

 

 

我が家でも水泳!?

 ところで、「水泳はプールがないとできない」とおっしゃる方も少なくないでしょう。

 確かに、プールで泳ぐのが一番ですが、肩こり解消には上半身の腕や肩などを動かす「エアスイミング」もおすすめです。プールに行けない時間も手軽に楽しめるのが「エアスイミング」なのです。エアクロールに、エア平泳ぎなど好きな泳ぎで肩こり解消をしましょう。

 

〇エアクロール

 水に入らなくても、入った気分で、お家でチャレンジしてみてください。

 水の中にいると想像しながら手をかいて、クロール泳ぎにチャレンジ。立ったまま、上半身だけでクロール泳ぎしてみてください。肩を大きく回してみてください。クロールのように大きく腕を回せば、肩甲骨周りの筋肉のこわばりがとれ、血行も促します。無理せず、1日、数回、体操気分でチャレンジしてみてください。

 

〇エア平泳ぎ

 こちらも立ったまま、平泳ぎしている要領で腕を動かします。クロール同様、大きく腕を使えば、肩甲骨周りの筋肉のこわばりがとれ、血行も促します。無理せず、1日、数回、体操気分でチャレンジしてみてください。

 

 

自分のペースでチャレンジしてください

 

 「肩こりがひどいから」といって泳ぎすぎるのは禁物です。どんな場合でも水泳で注意したいのは「無理をしないこと」です。体調に不安や違和感を感じたら、その時点でストップしましょう。また、肩こりは心のリラックスも重要です。水泳を楽しむ余裕をもちましょう。

 

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