ゲロゲロ通信

GEROGERO

2020.04.20 コラム

なぜ、水泳はいいの?シリーズ2

シリーズ2:なるべく早い段階で習うことが大切

 水泳の魅力について前回、お話させていただきました。水泳は小さなお子さんから大人まで楽しめ、その魅力は尽きませんね。なら、水泳は幼い頃から早く始めた方がいいと思いませんか。今回は「スキャモンの発育・発達曲線」を通して、子どもの成長にも水泳がいいことを見てみることにしました。

 

 

 「シリーズ1」では、水泳の魅力をご紹介させていただきました。水泳は生涯スポーツで、基礎体力が身についたり、ぜんそくの改善にもなったり。ストレスの発散や肥満防止につながったり、学校プールにも抵抗なく参加できたり、水難事故の備えになったりなど、水泳の魅力は本当にいっぱいあります。

 そして、水泳を習わせることは「子どもの成長にもいい」といわれています。

 子どもの成長を知る資料として、大人になるまでの器官や機能などの成長をグラフで表した「スキャモンの発育・発達曲線」があります。ここでは、20歳時点の発育量を100%として、曲線は「神経系型」「リンパ系型」「一般型」「生殖器系型」の4種に分類されていて、どの時期にどう成長するのかを示しています。適切な時期に、トレーニングやテクニックなどの習得をやっていくのがいいようです。

  まずは「スキャモンの発育・発達曲線」についてご説明したいと思います。

 

【スキャモンの発育・発達曲線の4分類について】

●神経系型

 神経型は、脳や脊髄、視覚器などの神経系や感覚系の成長を示しています。

 誕生してから5歳頃までに80%の成長を遂げるといわれています。この時期は神経系の発達が著しく、さまざまな神経回路が形成されていきます。

 そして、神経回路は一度その経路が形成されるとなかなか消えないといわれています。例えば、自転車に乗れるようになると何年間か乗らなくて、何年か後に乗ってもこぐことができます。水泳も同じでしょうか。一度、泳ぐことを覚えれば、数年後でも泳げたりします。だから、この時期に多くの動きを経験させることが重要なのです。

 なかでも、「プレ・ゴールデンエイジ(3歳〜8歳)」は運動能力の基礎ができあがる時期で、リズム感やバランス感などが身につく時期でもあります。

 「ゴールデンエイジ(9歳〜12歳)」と呼ばれる時期は、神経系の発育はほぼ完了します。そして、運動の技術を習得できる時期でもあり、筋力や体力トレーニングだけでなく、この時期にテクニックも身につけさせてあげるといいようです。

 

●リンパ系型

 リンパ系型は、免疫力を向上する扁桃やリンパ節といったリンパ組織の発達を示しています。生後から12歳頃までに急激に発達し、思春期にピークを迎えます。思春期が過ぎると徐々に大人のレベルにまで下がるとされています。

 

●一般型

 一般型は、身長や体重、呼吸器や消化器、肝臓等の臓器、筋肉、骨格などの成長を示しています。幼児期までと、再び12歳頃から急激に発達します。思春期以降にはさらに成長に拍車がかかり、18歳〜20歳の頃には大人のレベルに達します。

 

●生殖器系型

 生殖器系型は、思春期の14歳、15歳頃から急激に発達し、男性ホルモンや女性ホルモンの分泌も増加していくようです。

 

子どもの成長に合わせて、楽しく水泳を!

 

 「スキャモンの発育・発達曲線」を通していえるのは、神経型では、誕生してから5歳頃までに80%の成長を遂げるのですから、さまざまな動きを5歳までに経験させてあげたいですね。ボール遊びをはじめ水の中で遊ぶことで、さまざまな動きが経験でき、神経回路に刺激を与えることができるのではないでしょうか。また、この時期に覚えた泳ぎは、自転車と同じで、なかなか消えない、忘れないと思います。

 リンパ系型でいえば、12歳頃がピークなので、小学生時代に水泳を習うことは、おすすめです。

 一般型でいえば、12歳ぐらいから内臓系の発育が著しくなるので、水泳を通して、呼吸器系、循環器系のトレーニングを行うといいでしょう。

 早ければ、早いほど、水泳を習わすといい理由は。この「スキャモンの発育・発達曲線」からもいえるわけですね。できれば、神経が急速に発達する4、5歳までに習わせてあげたいと思いませんか。ちなみに、スイミングスクールは0歳から通えます。

 もちろん、「ゴールデンエイジ(9歳〜12歳)」の小学生だって、遅いことはありませんよ。習おうと思ったその時こそ、入る時です。

 迷わず、皆様もガボスイミングスクールへGO!

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