ゲロゲロ通信
GEROGERO
親子のスキンシップから始めよう!「ベビースイミング」~シリーズ60~
- 親子のスキンシップから始めよう!「ベビースイミング」
早くからの水慣れと親子のスキンシップにもおすすめしたいのが「ベビースイミング」です。とくに、親子のスキンシップを深めるにはベビースイミングがいいといわれています。というのも、ベビースイミングは抱っこして親子で一緒にプールに入るため、十分にスキンシップがとれるうえに、赤ちゃんに安心感を与えるからです。また、ベビースイミングは産後のママのダイエットや体調管理にもなるという声もあります。今回はそんなベビースイミングについて考えてみました。
ベビースイミングの一番の目的は「水慣れ」
赤ちゃんの習い事として今、注目を集めている「ベビースイミング」ですが、赤ちゃんと保護者が一緒にプールに入り、簡単な運動をすることをいいます。通常のスイミングスクールの目的は「泳げるようになること」ですが、赤ちゃんの場合は「水に慣れること」を目的にしています。また、水難事故や自然災害に巻き込まれたとき、水に慣れておくのは赤ちゃんといえども大切だと思います。
ベビースイミングを始めたいと考えている保護者は少なくないと思います。そんな保護者さんの質問にまず、お答えしたいと思います。
【質問①ベビースイミングの目的は?】
ベビースイミングの一番の目的は赤ちゃんに「水に慣れてもらうことです」。
そのため、スイミングスクール側でも赤ちゃんに「水は楽しいもの」と感じてもらうためにプール内やプールサイドで水遊びを楽しめる工夫がいっぱいなされています。例えば、カラフルなおもちゃを用意するなど、水中で飽きささない工夫もしています。
加えて、ベビースイミングではお母さんなど保護者の方が赤ちゃんを抱っこして一緒に水に入ってもらいます。このことで、赤ちゃんは信頼できるお母さんなど保護者の方と一緒なので、安心して水に入ることができ、遊ぶこともできるのです。
最初は水になじみなく、怖いと思っていた赤ちゃんもおもちゃなど遊ぶ道具に目を奪われ、安心できる保護者の方に抱っこされているため、いつの間にか水中でも笑顔になっています。
【質問②いつから始めたらいいの?】
一番、多い質問が習わせる時期についてです。
ちなみに、ベビースイミングは生後6ヶ月から3歳ぐらいまでの赤ちゃんが対象です。
多くのスイミングスクールが「生後6ヶ月からベビースイミングを始められる」と回答しています。その理由は「赤ちゃんの首がすわってからをおすすめします」とのこと。
生後6ヶ月で大丈夫かしらという心配の声もありますが、すでに赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる頃から「羊水」と呼ばれる中で浮かびながら成長していて、「生まれる前に泳ぎ方を習得している」といわれることもあるそうです。赤ちゃんの時代なら水に対する恐怖心も少ないという声もあります。心配なら、スイミングスクールでしっかり説明してもらいましょう。
大きなメリットは親子のスキンシップが増えること
ベビースイミングのメリットについても考えてみました。
【メリット①親子のスキンシップが深まる】
ベビースイミングの大きなメリットといえるのが、親子のスキンシップの時間が増えることではないでしょうか。
自宅では家事など家のことにも追われ、また、赤ちゃんに兄弟がいれば、そちらにも時間がとられます。しかし、ベビースイミングではしっかりと保護者の方が赤ちゃんと向き合い、二人のスキンシップの時間がしっかりとれます。水に入る時も抱っこして入り、水遊びも一緒です。ゆっくりと赤ちゃんと向き合えるので、赤ちゃんとのコミュニケーションの質も高まります。それが、赤ちゃんの心身の健康にもよい結果をもたらすといえそうです。
【メリット②赤ちゃんの成長に役立つ】
生まれてから数歳までの間は運動機能の成長が著しい時期だといわれています。寝返りにはじまり、ハイハイしたり、歩き出したりするなどこの頃、赤ちゃんの大きな成長がみられます。そのため、この時期にベビースイミングを始めるのは運動機能や脳の発達にも結びつく可能性があるといわれています。
【メリット③保護者の運動不足解消にもなる】
ベビースイミングではお父さん、お母さんなど保護者の方が赤ちゃんを抱っこして、一緒にプールに入ったり、水遊びしたりします。そのため、泳がなくても、プールに入ったりするだけで、簡単な運動になり、気がつけば、日常の運動不足の解消につながっていることも少なくありません。
また、産後のお母さんなら、産後の運動解消にもなり、気になる産後のダイエットに繋がるかもしれません。
【メリット④お友達ができる?】
ベビースイミングの場では、似たような世代の保護者さんと出会う機会もあります。赤ちゃんを通して、お友達ができたという声もあります。
もちろん、赤ちゃん同士も仲良くなり、スイミングスクールに通うのが楽しくなることもあります。また、同じような年代の赤ちゃんがいることで、チャレンジ精神や向上心も芽生えたりします。脳の情報脳力もアップされるという声もあります。
【メリット⑤集団生活に慣れるかも】
ベビースイミングでは同じ世代の赤ちゃんがいっぱい。一緒に遊んだり、輪に入ったりしているうちに、知らず知らずに集団になじみ、保育園や小学校などで体験する集団生活にも溶け込みやすくなるかもしれません。
【メリット⑥赤ちゃんの可能性を引き出す機会に】
ベビースイミングの場で習ったことはもしかして、赤ちゃんの中に眠っている可能性を引き出すいい機会になるかもしれません。脳の刺激になったり、お友達に出会ったりする中で、赤ちゃんの中の可能性が芽生えるかもしれません。
【メリット⑦ぐっすり寝てくれるかも】
ベビースイミングではしっかり体力を使うのか、「夜になると、ぐっすり眠ってくれるようになった」という声が少なくありません。また、お昼寝もしっかりするようになったという声もあります。なかには「風邪を引かなくなった」という保護者の方もいらっしゃいました。
気をつけたいのは赤ちゃんの体調。気配りを!
赤ちゃんはデリケートです。さっきまで元気に遊んでいるかと思えば、急に体調が悪くなることがあります。
ベビースイミングでは「赤ちゃんの体調第一主義」でお願いします。決して、赤ちゃんに無理はさせないことです。
体調万全でこそ、赤ちゃんは全力で水遊びしてくれるというものです。
もちろん、赤ちゃんと一緒にプールに入る保護者の皆様も無理は禁物です。
なお、「食後直後はスイミングは避けること」も付け加えておきましょう。
また、ベビースイミングが終われば、しっかりとケアもお忘れなく。濡れた身体は風邪のもとです。
我が子やご自身の体調に気をつけながら、レッツ・ベビースイミング!