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2024.12.27 コラム

脂肪燃焼にも注目のスイミングでダイエットしよう!~シリーズ56~

脂肪燃焼にも注目のスイミングでダイエットしよう!


 年末から年始にかけては美味しいものを食べる機会が多くなり、正月太りが気になる人もいるかもしれません。また、日頃から体重を気にしている人もいます。そんな人たちにおすすめしたいのが「スイミング・ダイエット」です。スイミングは全身を使った脂肪燃焼に効果のある有酸素運動で、厚生労働省が発表している身体活動の強度(メッツ)も水泳の平泳ではサッカーやスケート、スキーと同じメッツ「7」なのです。だから、ダイエットを考えている人はぜひ、スイミングにチャレンジしてみてください。


効果的に脂肪の燃焼が期待できるスイミング

 
 ダイエットをしようと思った時、いろいろな選択肢が考えられると思います。多くのカロリーを消費するためにはランニングのような陸上運動もありますが、冬は寒くて屋外ではランニングする気持ちになりにくいという声もあります。それに、ランニングなどの陸上での運動と比較して、同じ時間をかけるとしたら、水中で行うスイミングはより多くのカロリーを消費するといわれています。暑さ寒さに左右されず、雨などの天候も気にならない、1年中、快適に運動が行えるのは、屋内プールでの「スイミング・ダイエット」だと思います。今回はスイミングでダイエットをするメリットをご紹介したいと思います。

有酸素運動で体脂肪を減らす


 
 ダイエットで大切なのは、単に体重を減らせばいいということではありません。体脂肪をいかに減らすかが重要なのです。
 
その体脂肪を減らす上で、有酸素運動を行うことはとても有効だといわれています。中でも、スイミングは有酸素運動の中でも運動強度が高く、ダイエットにはぴったりの運動といえるでしょう。そのため、続けて行えば、内臓脂肪の減少や体脂肪燃焼効果も期待できます。
 また、有酸素運動には心肺持久力を高める効果もあるといわれています。ちなみに、厚生労働省によりますと、心肺持久力とは一定の運動を長く続けることができる体力や粘り強さのことだとか。


「浮力」が関節のダメージを軽減

 水中運動は陸上とちがって、「浮力」「抵抗」「水圧」「水温」の4つの特性があります。その中の「浮力」は、水がモノを浮かそうとする働きのことです。この働きがあるおかげで、陸上運動とは違い、膝や腰などの関節へのダメージが少なくてすみます。特に、肥満気味の人にとって関節へのダメージが軽減できるのは大きなメリットといえます。加えて、浮力のおかげで体への負担が減り、ケガのリスクの軽減も期待できます。

水の「抵抗」で筋肉を鍛えよう

 水の密度は空気の約800倍といわれています。そのため、陸上より受ける「抵抗」は水の方がとても大きいのです。だから、水中を歩くだけでもウォーキングやランニング以上の運動効果が得られるともいわれていて、効率面からみても、水中運動はダイエットに適しているのかもしれません。
 水の抵抗があるため、体を動かすだけで筋肉も鍛えられていきます。それにスイミングは全身運動なので、全身をバランスよくシェイプアップさせることができ、全身の筋肉アップも期待できそうなのです。


「水圧」を利用して血流促進

 水の特性である「水圧」は血管にも影響を与え、血流をよくしてくれるといわれています。血流がよくなると、体内の代謝もアップし、それがダイエットにつながっていきます、それに、足の方の水圧は高くなるので、下半身の血流もよくなり、むくみの改善も期待できます。


「水温」で自然と代謝アップ

 プールの温度は摂氏30度前後。プールの温度より体温の方が上回るため、水の中に入ると体温を維持しようと体が働くので、代謝を上げることにつながります。そのため、水の中にいるだけで、代謝がアップし、ダイエットにもなるというわけです。


高い消費カロリーにも注目
 
 厚生労働省が発表している、消費カロリーを考える上でも役に立つ身体活動の強度(メッツ)を見ても陸上での運動より水中の方が楽にカロリーを消費することができます。これは大きな魅力といえます。

リラックス効果も期待大

 「スイミング・ダイエット」の魅力を述べてきましたが、カロリーを消費しながら、実は陸上では味わえない、スイミング特有のリラックス効果も期待できるといわれています。
 水の持つ気持ちよさや、適度な水温が心地よさにつながっているいるからでしょう。幸せホルモンと呼ばれている「セロトニン」の分泌が促され、ダイエットで頑張っているにもかかわらず、リラックスできてしまうのは、スイミングならではの特徴です。


歩くだけでもダイエット

 泳げない人でも運動が苦手でも「スイミング・ダイエット」なら、水中を歩くだけでも効果が期待できます。なので、泳げない人は水中ウォーキングから始めてみてください。専門のコーチに相談すれば、個人個人にあった方法のアドバイスがもらえると思います。


天候に左右されず、続けやすい

 スイミングスクールでは屋外の運動とは違い、天候や気温に左右されず、ダイエットに専念できるのも見逃せません。年中快適な水温を維持しているため、寒い屋外で運動をすることに億劫と感じる人も室内プールは苦にならないはずです。
 


たくさんのメリットがある「スイミング・ダイエット」ですが、注意しておきたい点がいくつかあります。

運動前には、しっかりとストレッチをしましょう。ストレッチは怪我の予防と各部位を動きやすくして、身体を温める効果があります。

また、スイミング中に体調が悪くならないように、水分補給もしっかりとし、体調に変化を感じたら無理に泳がないようにしてください。

マナーを守り、皆で楽しくプールを利用してくださいね。

さぁ、この冬もレッツ・スイミング!

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