ゲロゲロ通信
GEROGERO
冬こそスイミング! 〜寒い季節に泳ぐメリットに注目〜シリーズ54
冬こそスイミング!
〜寒い季節に泳ぐメリットに注目〜
スイミングは“夏”と思われがちですが、意外にも冬のスイミングもメリットがいっぱいあり、おすすめします。とくに冬になると気になるのが「水温」です。冬でもプールの中は温かですが、この水温が実は重要で、体温調節機能が働き皮膚が鍛えられたり、風邪を引きにくい体づくりに役立ったり…。また、水の中にいると、水の特性である「水圧」や「浮力」「抵抗」などの影響も受け、健康維持が図れるという声もよく聞きます。それに、冬は体を動かすのが億劫になりがちですが、スイミングに挑戦することで冬に陥りがちな運動不足の解消にも役立ちます。そこで、今回は冬のスイミングについて考えてみました。
質問で多いのが「冬のプールって寒くないの?」
スイミングは夏のイメージがあるかもしれません。暑い夏にプールや海などに入ると気持ちよく、夏の暑さも一瞬、忘れさることができるからかもしれません。
その反対に、冬にプールに入ると考えただけで「寒そう」とか「冷たそう」と連想してしまいます。
では、実際はどうなんでしょうか。
スイミングスクールなどの屋内プールに入るとわかりますが、冬場でも水温は30度ぐらい、室温も35度ぐらいあり、夏場とそう大差ないのです。だから、屋内プールにいると、寒さを感じることは多分、ないと思います。冬場に屋内プールに入れば、「冬だということを忘れそう」という感想を述べる人もいるぐらいです。
なかには少し泳ぐだけで、汗をかいたという人もいます。
真冬でも、屋内プールは快適なのです。
「水温」「水圧」「浮力」「抵抗」に注目したい!
冬になると、気になるのが「水温」といわれていますが、プールでの水温は上記でもお話したように、夏でも冬でもそう変わりはありません。
しかし、水温は体温より低い設定なので、夏場でも冬場でも水中では体温が奪われやすくなります。だから、プールに入ると体は自然に体温を維持しようとして体温調節機能が働き出すわけです。加えて、刺激により皮膚が鍛えられ、風邪にかかりにくい体づくりができるともいわれています。水泳を始めてから「風邪を引かなくなった」という人が多いのもうなずけます。
水中にいると「水圧」の影響も受けます。水圧が毛細血管を刺激して、筋肉から心臓へ血液が戻る働きをスムーズに促してくれるといわれています。
水中での「浮力」にも注目したいものです。水の特性ともいえる「浮力」によって、肩まで浸かると体重は1/10にまで減少するといわれ、陸上ではできない範囲まで体を楽に動かすことができるメリットもあります。
水の密度は空気の約 800 倍以上あるといわれていて、その「抵抗」があるおかげで、水中では転倒しづらく、水中にいるだけで自然と体が引き締まって来て、ダイエットにも効果があるといわれています。同時に筋肉を刺激し、陸上運動に比べて短い時間でより高い運動効果が期待できるようです。
また、冬にスイミングすることで、冬に陥りがちな運動不足の解消になるという声は少なくありません。外での運動と違って、室温も水温も維持されているので、寒さを感じず、快適に挑戦できるのが、冬のスイミングの魅力といってもいいでしょう。冬の運動不足が気になる人にも、スイミングはおすすめなのです。
冬のスイミングの注意点は?
冬のスイミングも楽しいものですが、気をつけたいのはスイミング後のケアです。
屋内では確かに夏場と変わらない環境にありますが、一歩、外に出ると冷たい冬の空気にさらされます。そこで、次のケアを行ってください。
①健康維持、体力アップ目指そう
冬のスイミングは、運動不足解消や体力維持、アップも兼ねて行いたいものですね。ただ、無理はせず、自分のペースで行いましょう。
②準備運動はしっかりと!
スイミングの前だけでなく、運動をした後のストレッチなどのクールダウンは大切です。クールダウンすることで筋肉疲労などが軽減されます。終わった後にもしっかり体操を行いましょう。
③タオルでケアしよう
泳いだ後は風邪を引かないように注意してください。
屋内は温かでも、一歩外に出れば、冬です。そのため、風邪をひきやすい人は、プールから上がったら、濡れた髪の毛や体を乾いたタオルでしっかり拭きましょう。
濡れたまま放置していると、風邪を引く原因にもなります。冬なので、暖かい恰好を心がけ、ニット帽などを活用し、体だけでなく、髪も冷たい空気に触れないようにして注意してください。
④水分補給忘れずに!
夏には自然と水分がほしくなりますが、冬でも水分補給は重要です。
飲み物は冷たいものを避けて、常温か温かい物がおすすめです。とくに、寒い冬はお白湯も体にやさしくておすすめです。水分補給はプールに入る前も、プールから入った後も心がけましょう。
⑤手洗い&うがいもこまめに
冬は風邪も引きやすく、泳ぐ前も泳いだ後も、手洗いやうがいは風邪予防にもなるので、しっかりとやりたいものです。
⑥体調が悪ければ、泳がないこと
体調管理は万全ですか?
プールに入る前に熱があったり、体調不良だったりした場合は、絶対に泳がないことです。体調万全であることが大前提です。
⑦マナーが大切!
マナーを守り、皆で楽しくプールを利用してください。