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2024.03.25 コラム

春の習い事、スタートはスイミングから 〜小学校の「水泳(プール)授業」前に始める人も〜シリーズ47

春の習い事、スタートはスイミングから
〜小学校の「水泳(プール)授業」前に始める人も〜


 はじまりの季節ー春。この春から習い事を始める人も少なくありません。人気が高い習い事の上位には常に「スイミング」があります。スイミングで丈夫な体作りができたり、運動能力が高まったり、脳の発達にもいいなど、メリットがいっぱいあるからです。また、小学校に入学するお子様がおられれば、「水泳(プール)授業」をする学校もたくさんあります。そのため、水泳授業が始まる前にスイミングスクールに入り、泳ぎを習わせたいと考えている保護者も多いはずです。


学校での水泳授業があるのはなぜ?


 
 調べてみました。
 水泳の授業が学校で行われることになったのは、1955年5月に起こった「紫雲丸(しうんまる)沈没事故」がきっかけだそうです。修学旅行中の広島県豊田郡木江町立南小学校(現・豊田郡大崎上島町立木江小学校)の児童などを中心に死者168名を出した事故で、救命胴衣を装備していましたが、沈没が早く、全員に行き渡らず、また、救命道具をもらったものの使い方がわからなかったり、身に付ける暇もなく海中に放り出されたりする子供が多かったといい、被害を拡大させた要因の一つにもなっているようです。
 この事故のあと、「水泳学習」の必要性が問われるようになり、全国の小・中学校にプールの設置が進み、小中学校の体育科目で「水泳」が取り入れられるようになっていったそうです。そのため、学校水泳教育の目的は「水難事故による人命損失をなくすこと」だとか。そこに「体育」なので、運動学習も盛り込まれているといいます。「泳げる」という運動技能も大切ですが、危機管理や危機回避といったことがとくに重要視されているのが、水泳授業でもあるようです。

水泳授業の前に水泳を習っておきたい?

 小学校のプール開きの時期は、地域によって異なるようです。一般的には、気候・気温も安定してくる6月中旬頃にプール開きを行うところが多く、その頃からプールの授業か開始されます。
 ところで、水泳学習の合い言葉をあるのをご存知ですか?それが「おかし ふやせ」です。
 お・・・おさない(安全のためプール際で押し合いをしない)
 か・・・かけない(転倒すると危ないので走らない)
 し・・・しゃべらない(スイミングに集中するために無駄なおしゃべりは禁止)
 ふ・・・ふざけない(プールでの事故につながる危険性があるため)
 や・・・約束を守る(安全のためにもルールを守ることが重要)
 せ・・・先生の話を聞く(指導者の話はしっかり聞くこと)

 これは学校の水泳授業だけでなく、スイミングスクールでも言えることですね。楽しみのプールでの授業の前に、ケガがないように、しっかりと安全対策をしておくことも重要です。
 この学校での水泳授業をより充実したものにするためにも、水泳授業の前に、スイミングスクールに通い出す子供も多いようです。
 「水泳授業の前に泳げるようになっておく方が、水泳授業がより楽しいし、泳げないというストレスもなくなるから、水泳授業を受けさせる前にスイミングスクールに入った方がいいと考えました」とは、ある保護者の声です。小学校に入学する子供をもつ保護者の中には同様に考えている人が少なくないようです。
 実際に、水泳授業の前にスイミングスクールに通い出していた子供も「水への恐怖がスイミングスクールに通い始めてなくなりました。泳ぐ楽しさも知り、学校での水泳授業が待ち遠しくなりました。また、泳げることで自信にもつながりました」と語ってくれました。

スイミングスクールの魅力はなに?

 毎年、小学生の習い事のトップをはじめ上位にあるのが、スイミングです。スイミングスクールに通うことがなぜ、これほどまでに小学生にも人気なのか、ジュニアコースのおすすめポイントをみてみましょう!

【①安全に泳ぐための「セーフティ・スイミング」の指導
 水泳授業が始まるきっかけとなったのが水難事故でした。
 これからの季節、楽しいはずのプールや川、海などでの水泳や水遊びが一転、溺れたり、ケガをしたり…の事故に結びつくことがあるかもしれません。スイミングスクールでは、安全に泳ぐために「セーフティ・スイミング」の指導をしっかり行なっているところが少なくありません。スイミングを通して、「水難事故防止の心得」をしっかり身につけておくことはとても大切なことです。

【②ルールやマナーが身につく指導にも注目
 スイミングスクールに入れば、団体行動も経験します。その中で、社会のルールやマナーも少しずつ学んでいきます。年齢の差がある仲間にも出会います。同年代だけでなく、先輩や後輩などとのつきあい方も自然と学んでいける環境がそこにあります。そして、集団の中で助け合いやチームワークの重要さも身につけていきます。

【③水慣れから泳げるまでの懇切丁寧な指導
 ジュニアコースでは、泳げない子供に対しては、水に慣れる指導からスタートします。水への恐怖心をまず、取り除いてもらうことに力を入れます。水に入るのが楽しくなるような、一人ひとりに合わせた無理のない指導で、水に入る楽しさを経験していきます。
 水慣れすれば、水中でバランスをとったり、呼吸法を学んだり、泳げるようになるまで、しっかり指導していきます。
 泳げたときはほとんどの子供がうれしそうな顔をします。中には「ヤッター」と声を出して喜ぶ子供もいます。

【④仲間ができればより楽しくなるスイミングスクール
 スイミングスクールで、共通の習い事を通して、お友達ができることもあります。もし、友達ができれば、スイミングがもっと楽しくなり、やる気を増す子供が少なくありません。

【⑤さらに高みを目指し、泳ぎに精進する子供も
 ジュニアコースではまったく泳げない子供が水泳の基礎から学びます。そして、泳げるようになっていくと、正しい泳ぎ方や美しい泳ぎ方まで学びたくなっていきます。
 4泳法と言われる「クロール」「平泳ぎ」「背泳ぎ」「バタフライ」などもマスターしていくようになれば、競技に出たくなる子供もいます。
 さらなる高みを目指す子供たちも少なくありません。


安全に心がけて、スイミングをエンジョイ!

 スイミングを始める前に、体調管理は重要です。どんな人にもいえますが、体調万全でプールに入ってください。体調不調であれば、スイミングを休むようにしましょう。途中でも、体調が悪くなれば、すぐに辞めましょう。
 水中では転ぶことがなくても、プールサイドや更衣室などは転倒しやすいので、転ばないように注意しましょう。また、混雑時は人とぶつからないように注意してください。
 スイミングスクールはみんなで楽しむ場です。人の迷惑になるような行為や安全性に欠ける行為は禁止です。マナーを守って、楽しみましょう!

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