ゲロゲロ通信

GEROGERO

2023.06.28 コラム

ガボスイミングスクールにおける安全水泳と着衣水泳実施について

今年の夏はコロナの制限緩和と梅雨明けが早い見込みであることから海や川へのレジャーの機会が大幅に増えるであろうと予測されています。そこで気をつけたいのは「水辺での事故」です。

近年、防災意識の高まりから水難事故件数とその犠牲者は減少傾向にありますが、コロナ禍による学校水泳授業停滞もあり警視庁では夏休みの水難事故に対する警戒を呼び掛けています。

 

JSSガボスイミングスクールでは2005年よりジュニアスイミングのカリキュラムに「安全水泳」を取り入れています。「安全水泳」とは水難事故から身を守る知識と技術の総称です。

 

水慣れグループでは「ボビング」、バタ足級では「ジャンプ呼吸」など通常の練習の流れの中で、不意に水に落ちた時に落ち着いて呼吸を確保できるよう練習します。

※JSSコラム「スイミングスクールで教わる「バブリング」「ボビング」とは?」をご参照ください

 

そしてクロールや平泳ぎを練習するグループではヘッドアップスイム(顔を水面上に上げて泳ぐ練習=安全な場所を目視するため)を練習します。

 

さらに4泳法を修得した上級者グループでは「着衣水泳」を定期的に体験します。水難事故はほとんどの場合、着衣の状態で事故に遭遇しており「泳げる方が多い」という傾向も報告されています。泳ぎが得意と自負されるお子さんたちもTシャツ1枚身につけただけでも大変動作しづらく、容易には泳げないことに気づかされます。

 

 

万が一溺れてしまったら・・・合言葉は『浮いてまて』。力を抜いてラッコのように浮き、体力を温存して助けを待ちます。

そしてもうひとつ大切なこと!溺れている人を見かけたら、助けようと飛び込んではいけません。119番に通報し大声で助けを呼ぶことが賢明な判断といえるでしょう。

夏休みが近づいてきましたが、水辺での事故防止に十分留意しながら楽しい夏の思い出をつくっていただきますようお願いします。

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