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2023.02.27 コラム

「学力」と「運動能力」の相関関係に注目! 「中学生コース」や「中学生フリーコース」で 「記憶力」や「集中力」を高めよう!シリーズ34

「学力」と「運動能力」の相関関係に注目!「中学生コース」や「中学生フリーコース」で

「記憶力」や「集中力」を高めよう!

 最新の脳科学の研究によれば「子どもの学力と運動能力には相関関係がある」といわれ、運動習慣により「記憶力」「集中力」なども高まるそうです。そのため、スイミングは体力づくりだけでなく、学力アップにもつながると注目する人が増えています。その一方で、中学生になったとたん、部活や勉強などに追われ、これまでやってきたスイミングスクールを退会する人も少なくないといいます。学力と運動能力には相関関係があるのなら、小学校時代からスイミングスクールを利用してきた人は辞めずに続けた方がいいという声が少なくありません。また、この4月から新中学生になる人は、体力づくりだけでなく学力アップのためにもスイミングスクールに通ってみてはいかがでしょうか。
 今回は、中学生の習い事としても注目を集めている「スイミング」のお話をしましょう。


スイミングで運動能力だけでなく、学力も伸ばしたい!

 「文武両道」という言葉があります。勉強もスポーツもともに優れている人に用いる言葉です。
 最新の脳科学の研究をはじめ、文部科学省による小中学校の全国都道府県学力テストの結果や体力・運動能力の調査結果などからも「運動ができる子どもは勉強もできる」傾向にあることがわかってきたそうです。
 つまり、運動が脳を活性化させ、集中力や記憶力を高め、勉学の向上につながるといえるのです。言いかえれば、運動をすると体力だけでなく学力もあがり、脳を鍛えると運動能力もあがると考えられるようになったといえます。
 そして、記憶中枢である脳内の「海馬」は運動によって脳に刺激を受けると成長することが確認されているといいます。実際に、10代の子どもの脳をMRIでスキャンすると、体力のある子どもは海馬が大きいことが証明されているそうです。
 そのため、小学生から中学生の時期は運動能力の向上に関わる脳の神経系が急激に発達するので、手足など多くの運動器官を動かすといった基本的な体の動きを習得していくことが大切なのです。
 そこで、おすすめのスポーツが「スイミング」です。
 全身運動であり、有酸素運動であり、水中で身体を動かすだけで、心肺が強くなり、新陳代謝も高まってきます。五感や脳も刺激を受けるので、成長期の体や脳には大いにプラスになります。また、ストレスの多い時代ですが、泳ぐことで気分転換になり、浮力によるリラックス効果も期待でき、ストレス緩和や発散にもつながります。


「中学生コース」「中学生フリーコース」ってなに?

 スイミングスクールでは、中学生に向けたコースを用意しているところもあります。
 たとえば、現在、中学校に通われている人や、この4月から中学校に進学される6年生に向けたコースが「中学生コース」や「中学生フリーコース」です。
 中学生になると、勉強も忙しく、また、部活を始めたいという人もいると思います。そのため、スイミングスクールに入っていたけれど「続けにくい」と考えて、辞めてしまう人も出ています。
 そんな人たちにも気軽に通えるようにと設けられたコースが「中学生コース」です。中学生コースは無理なく続けられるようにと、月曜日~土曜日の好きな曜日、好きな時間のクラスでレッスンが受けられるようになっていたりします。
 なかには「夜しか通えない…」という人もいるでしょう。そんな人に向けては「中学生フリーコース」も用意されています。

 実際、「中学生フリーコース」に通っている中学生の話も聞いてみました。「中学に入ったら部活もあり、塾の時間も増えました。しかし、スイミングスクールで体力もつけたいと思っていました。フリーコースなら、自由に時間や曜日を組み合わせることができ、すべて両立すること が可能のように思いました。また、泳ぐことで気分転換も図れ、ストレス解消にもつながります。最近は、勉学においても、水泳で養われた集中力が役立っているように思いますし、記憶力もアップしているように感じています」。

 加えて、「中学コース」を希望している新中学生にも話を聞いてみました。「これまでスイミングスクールに入っていました。中学生になると忙しくなるので、やめようかと母に相談しました。しかし、水泳で体力がつき、風邪を引きにくい体にもなったので、これからも維持するためには、やはり、続けた方がいいと思えるようになりました。運動すれば、学力アップにもつながるという話も聞き、逆に水泳をやっている方がよさそうと思えるようになりました。そこで、中学生なれば、自分の時間や曜日にあわせることができる中学生コースに入り直すことにしました」。


中学生スイミングも安全を第一に!

 水泳はスポーツです。水泳中にはケガをすることがあるかもしれません。中学生の皆さんも水泳をするときは、体調とともに安全も考慮して楽しんでほしいものです。

①体調は万全ですか?
 中学生になると、部活や勉強など多忙な日々を送る人も多いと思います。その合間にスイミングと考えている人もいると思いますが、水泳において寝不足はNGですし、体調も万全であることが重要です。

②プールサイドでのマナー厳守!
プールサイドは滑りやすいので、走ることはNGです。勝手な飛び込みで、ケガをする危険性がありますので、要注意です。

③定期的に休憩を!


水泳時の無理は言うまでもなく、禁物です。定期的に休憩をとるようにしましょう。そして、体調が悪ければ、水中から出ましょう。水泳では無理をしないことが大前提です。

④水分補給も定期的に!
 水中にいると、のどの渇きを感じないという人が少なくありません。しかし、水中でも水分は失われていきますので、脱水予防のためにも水分補給をするように心がけましょう。

⑤水泳前後の運動と体調チェックはお忘れなく!
 準備体操も大切ですが、泳ぎ終わった後もしっかり体操(ストレッチなど)をし、体調を整えましょう。その時に、体調もチェックしましょう。もしも、疲労がたまっていたり、ちょっと調子が悪かったり…そんな時は無理せず、水泳はお休みしてください。水泳は体調にいい時におこなってこそ、効果も期待できるからです。

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