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2022.10.31 コラム

食欲の秋、 生活習慣病予防・ダイエットにも効果的な「スイミング」シリーズ30

シリーズ30:食欲の秋、

生活習慣病予防・ダイエットにも効果的な「スイミング」

 何を食べても美味しく感じる、食欲の秋。大人世代には気になるのが、食べ過ぎによる肥満だったり、生活習慣病…。健康が気になる世代にもおすすめしたいのがスイミングです。スイミングはダイエットに効果があるだけでなく、生活習慣病予防・改善などにもいいといわれています。とくに、成人病が気になり出す30代からおすすめしたいスイミングです。また、スイミングといえば「泳ぐもの」と思いがちですが、泳がなくてもプールの中で楽しめる「ウォーキング」だけでも効果が期待できるので、泳ぎが苦手な人は「ウォーキング」からはじめてみるのもいいと思います。

 

 

生活習慣病に効果的な「水中運動」

 生活習慣病を改善、予防するには有酸素運動が効果的といわれています。その有酸素運動といえば、スイミングやウォーキングを思い浮かべる人も多いと思います。

 スイミングは有酸素運動であり、陸上では腰や足に負担がかかるウォーキングも、水の特性である浮力がある水中で行うと、腰などに負荷がかからないようにウォーキングも楽しむことができるのが利点です。加えて、過体重によるけがの心配も少なくなります。そのため、泳がなくても、歩くだけでも効果が期待できるというわけです。

 それに、陸上と比べて、メリットは他にもあります。

 スイミングでの消費エネルギーは水圧や水の抵抗などもあって比較的高く、肥満解消や糖尿病などの対策にもなります。

 疾患のある人は主治医の指示を仰ぐ必要はありますが、軽度の場合、スイミングが効果的なこともあり、主治医のアドバイスを受けた上でチャレンジしてほしいと思います。激しい運動はダメでも、水中ウォーキングならOKという場合もあるでしょう。

 消費エネルギーですが、運動量や運動の強さによっても異なりますが、普通のペースで30分ほど泳ぐと、約200kcalぐらいは消費されるかもしれませんね。ある資料によれば、地上でのォーキング1時間行った場合の消費カロリーは約150kcalで、 一方、水中ォーキング1時間では倍の約300kcalと記されたものがありました。

 はっきりしたことはいえませんが、水中ウォーキングの方が水の抵抗や圧力があり、消費される量が陸上より大きいことは確かです。

 腰や足などへの負担が少なく、消費カロリーは大きいとなれば、水中運動はメリットがあると考えていいでしょう。

 

 

水の特性を利用して、健康増進を図ろう!

 前述したように、水には「浮力」があり、そのため、水中に入ると「体が軽くなった」という人が多いのもそのためです。体重は肩まで浸かると、1/10にまで減少するといわれています。陸上では足腰に不安があったり、肥満のせいで動きにくい人も、水中では「動きやすい」のは浮力の働きのせいです。

 そのほか、水の特性として知られているのが「抵抗」「水圧」「水温」です。

 水の密度は空気の約 800 倍以上あるといわれ、「抵抗」があるおかげで、ゆるやかな動きにはなりますが、水中ではそのおかげで転倒しづらく、水中にいるだけで、自然とからだが引き締まって来て、ダイエットにも効果があるといわれています。

 「水圧」にも注目です。水中に入ると、からだ全体に水圧がかかります。この水圧が筋 肉内の毛細血管を刺激して、筋肉から心臓へ血液が戻る働きをスムーズに促してくれるのです。   

 「水温」も見逃せない水の特性です。プールでは水温は体温より低く設定されています。だから、プールに入った瞬間,冷やっとする人もいます。そのため、水中では体温が奪われやすくなるといわれています。からだは体温を維持しようとしてプールの中にいると体温調節機能が働きます。新陳代謝も旺盛になり、また、寒冷などの刺激により皮膚が鍛えられ、風邪にかかりにくいからだを作ってくれるともいわれています。水泳を始めてから「風邪をひかなくなった」という声が多いのもそのためです。     

 水の特性を利用して筋力をつけたり、動き続けることで脂肪燃焼も期待できるので、生活習慣病につながる肥満防止にもなり、「自然とからだが引き締まり、ダイエットにもなっている」という声が少なくありません。

 

 

美しいフォームで「水中ウォーキング」

 生活習慣病予防やダイエット、健康増進目的でスイミングスクールに通う場合、できれば、1週間に最低でも1〜2回は通いたいものです。「継続は力なり」は、スイミングでもいえます。

 最初は泳がなくても、水中ウォーキングからはじめてもいいでしょう。

 自分のペースで、楽しく、水と親しみましょう。大人も子どもも同じですが、水が苦手だとは思わないことです。「スイミングは美容にも健康にもいい。若返りの源」ぐらいの考えでいけば、楽しくなってきますよ。 

 ところで、スイミングや水中ウォーキングの基本は、「ストレッチングやウォーミングアップをしっかり行う」ことが大切です。

 そして、泳ぐにしてもウォーキングするにしても「きれいな姿勢」をとることが肝心です。正しいフォームを保つことで、筋肉がつき、引き締まった身体を手に入れることができるといえます。また、歪んだ姿勢でスイミングしたり、ウォーキングをすれば、疲労のもとにもなります。

 実際に、生活習慣病予防のために通っている人の声も聞いてみました。

 「健康診断で太り過ぎといわれ、糖尿病の予備軍だとわかり、スイミングスクールに通い出しました。泳ぐのは苦手だとスイミングスクールで相談したら、水中でのウォーキングを勧められ、最初は単に歩けばいいぐらいで、通いだしました。姿勢や歩き方などアドバイスを受け、数週間ぐらいから体重が減りはじめ、気がつけば、ブヨブヨだったからだが引き締まりました。今は、楽しくて行っていますし、少し、泳げるようにもなりました」とは、40代のサラリーマン氏。30代の主婦は「子育て中に肥満になり、内臓脂肪も気になり、ダイエット目的で通い出しました。いつの間にか、スリムになっていたという感じで、肌もすべすべになり、ストレスも解消し、成人病予防になっている気がします」と語ってくれました。

 

スイミングで健康維持派、増加?

 

 この秋、健康維持、健康増進したいとスイミングスクールに通う人も少なくありません。スイミングの魅力は世代問わず、誰もが挑戦でき、泳ぐもよし、歩くもよし、自分にあった水中運動が見つかることです。

 人気の習い事でも長年、上位にあるのがスイミングです。 

 ところで、気象庁では202211月からの3カ月の天候の見通しを発表しました。向こう3か月の気温は寒気の影響を受けやすいため、東・西日本で平年並か低いとのこと。

 寒い冬を迎える前に、スイミングを通して、風邪をひかないからだをつくり、健康を維持しませんか? また、生活習慣病などの成人病改善・予防のためにもスイミングをこの機会にはじめてみませんか?

 

 

 

【水中時の注意点】

①長時間、水中に入るのはやめましょう。定期的に休憩を取りましょう。

②休憩時でも体の不調を感じたらプールから出ましょう。

③定期的に水分補給をしましょう。

④プールサイドなどで走るのはNGです。転倒する危険性が高まります。

 

【スイミング後の注意点】

①プールで歩いたり、泳いだりした後だけでなく、運動をした後のストレッチなどのクールダウンは大切です。クールダウンすることで筋肉疲労などが軽減されます。

 

注意点を守って、スイミングや水中ウォーキングをエンジョイしましょう!

 

 

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