ゲロゲロ通信

GEROGERO

  • トップ
  • ゲロゲロ通信
  • 泳げるからと、過信していませんか? 安全に泳ぐために心がけよう!「セーフティ・スイミング」シリーズ25
2022.04.25 コラム

泳げるからと、過信していませんか? 安全に泳ぐために心がけよう!「セーフティ・スイミング」シリーズ25

シリーズ25:泳げるからと、過信していませんか?

安全に泳ぐために心がけよう!「セーフティ・スイミング」

 これからの季節、注意したいのが水難事故です。楽しいはずのプールや川、海などでの水泳や水遊びが一転、溺れたり、ケガをしたりの事故に結びつくことがあります。水泳は水温、気温などの影響も受け、健康状態によっては事故につながることもあります。そこで今回は、安全にプールなどに入るための注意点などをまとめてみました。

 

 

 

 

海や川での水遊びや水泳に要注意!

 警察庁が発表した昨年(2021年)7月~8月の全国の水難事故発生件数は451件。水難者は565人。うち中学生以下の子供は、110(19.5%)。死者・行方不明者は212人で、中学生以下の子どもは16人だそうです。場所別にみてみますと、海が295人、河川が203人です。行為別には「水遊び」が142人、「水泳」が86人、「魚とり・釣り」が80人です。

 水難の防止対策としては、次のようなことに注意してください。

 

 

 

 

【水難事故防止の心得】

① 危険箇所には立ち入らないこと!

 魚とりや釣り、あるいは水泳や水遊びでは、藻が繁茂している場所や水温の変化のあるところ、水流の激しい場所、深みのある場所などの危険箇所には大人も子供も近づかないことです。また、海や川に訪れる際には、事前に危険場所や泳いでいい場所などを把握しておきたいものです。

 

② 天候には注意すること!

 風雨、落雷などの天候不良時だけでなく、上流で雨が降っているときや波が高いときなども要注意です。河川が増水する恐れがあり、水難事故の危険性が高まるからです。海や河川などに出かけるときは天気予報などもしっかり調べておきましょう。今、天気でも、いつ何時崩れるかわかりません。晴れていても、天候が怪しくなってきたと思ったら、水遊びや水泳は即座に取りやめましょう。

 

③ 体調が悪ければ、即座に中止!

 体調が悪いときや飲酒したときなどは、海や河川に入らないことです。「少々なら大丈夫」と思うのは危険です。最終的には、周りの人にも迷惑をかけることになります。

 

④ 遊泳時の安全確保を!

 掲示板や標識などはしっかり確認してください。絶対に、危険区域と標示された区域内には入らないでください。

また、遊泳区域以外の水域で遊泳しないでください。遊泳中はマナーを守り、遊泳上の危険な行為は事故につながると考えましょう。遊泳にあたっては無理をせず、水深、水流を考え、安全を最優先した上で、泳ぎたいものです。

 

⑤ ライフジャケットは着用したい!

 釣りやボートなどの際は落水した場合に備えてライフジャケット(体のサイズに合った物を選択)を正しく着用しましょう。

 

⑥ 子供だけの水遊びはNG!

  子供の水難を防ぐため保護者が付き添い、目を離さないようにしましょう。また、子供にライフジャケットを着用させるようにしてください。

 

 

 

プールに入るときの注意点は?

 これから、学校や幼稚園などのプールも始まります。スイミングスクールだけでなく、屋外のプールで遊ぶ機会もあるでしょう。安全にプールに入るための注意点も考えてみました。

 

 

【泳ぐ前の注意点】

○健康状態をチェックし、少しでも体調に異常があれば、プールに入るのはやめましょう。

 また、睡眠不足や、疲れているときも同様です。泳がないでください。

○空腹時や食事直後は入らないようにしましょう。

○飲酒後の水泳は絶対、NGです。

○水泳前にはトイレはすませましょう。

○水着や水泳帽などはきちんと着用しましょう。

○必ず「準備運動」を行いましょう。

○グループ(集団)で泳ぐ場合は、点呼(人数確認)をしましょう。

 

 

【泳ぐときの注意点】

○誰もいないところで一人では泳がず、コーチなど人がいるところで泳ぎましょう。

○長時間泳がないようにしましょう。無理せず、過信せず、適度な休憩を取りましょう。

○プールでは指導者や、監視員などの指示に従いましょう。

○プールでのマナーを守りましょう。(騒がず、人の迷惑になる行為はしないでください)

○グループは、プールの中でも定期的に点呼(人数確認)をし、プールから上がった後にも必ず、点呼をとりましょう。

 

 

【休憩時の注意点】

○長時間泳がず、定期的に休憩を取りましょう。

○休憩時でも体の不調を感じたら、泳ぐのはやめましょう。

○定期的に水分補給をしましょう。

○タオルやシャツなどで体の保湿に務めましょう。

○プールサイドなどは走るのはNGです。

 

 

【スイミング後の注意点】

○プールで泳いだ後だけでなく、運動をした後のストレッチなどのクールダウンは大切です。クールダウンすることで筋肉疲労などが軽減されます。

○耳の中の水をとり、うがいもしましょう。

○シャワーを浴び、着替えましょう。

 

 

注意点を守って、スイミングをエンジョイしましょう!

 

ゲロゲロ通信一覧