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2022.03.25 コラム

スイミング活用「子育て術」! 子どもの自主性や主体性、社会性を育てませんか?シリーズ24

シリーズ 24:スイミング活用「子育て術」!

子どもの自主性や主体性、社会性を育てませんか?

 人気の高い習い事の一つが「スイミング」です。なぜ、人気があるのか考えてみますと、スイミングにはメリットがいっぱいあるからです。スイミングスクールに通うことは「泳げるようになること」も大切ですが、実はスイミングを活用して子どもの成長を促したり、社会性を育てたり、主体性や自主性を養うこともできます。この春、あなたもスイミングを活用した子育て術に挑戦しませんか?

 

 

 

スイミング活用で「社会性」を育てよう!

 以前にも紹介しましたが、スイミングで体力を鍛えられるのはもちろんのこと、脳の発達にもいいことは知られています。というのも、「勉強」と「運動」で使われる脳神経回路は同じ部分が使われているといわれているからです。そして、水泳をすることによって「思考力」や「空間認知能力」を鍛えることができるといわれています。だから、水泳は「文武両道」につながるスポーツだともいえます。それだけではなく、スイミングは「社会性」などを育てるにも良いスポーツなのです。

 というのも、スイミングは仲間と一緒に集団行動をする機会がとても多いスポーツです。

 コーチの指導のもと、あいさつをしたり、ルールを守ったり、仲間と一緒にプールに入ったりします。自然と協調性や社会性が身についていきます。社会性や協調性は、これからの人生でも大切なスキルとなっていきます。

 小さな子どもによっては、家族以外の初めての集団がスイミングスクールだったりすることがあります。

 

そのため、スイミングスクールでは

 

①子ども同士で仲良くすることを覚えていきます。

また、②自分のわがままが通じるわけではない集団に対応しようと子どもなりに努力すると思います。

 

③プールには規則があります。規則を通して、他者に迷惑をかけないことを学んでいきます。

 

④コーチの指示に従うことも社会性や協調性につながるのです。

 

 

 「スイミングスクールに通わせてから、家だけでなく近所の人にも『おはようございます』などのあいさつをきちんとするようになり、家でも親のいうことをよく聞くようになりました。社会性が身についてきたのが実感でき、うれしいです」とは、5歳のお子さんをもつお母さんの話。

 

 

 

「自主性」と「主体性」も身につく!

「自主性」とは「自らが率先して行動すること」の意味です。言われたことや教えられたことを、他の人から言われる前に自分で行動できるようになることです。「主体性」とは「自分で考え、判断して行動する」の意味です。

 

 スイミングスクールでは、集団で行動したり、コーチの指導に従ったりします。その中で、自然に自主性や主体性が身についていく子どもも少なくありません。

 

 例えば、通路におもちゃがおかれていて、通行の邪魔になるような場合、子どもが自主的に片付けてくれることがあります。それは日頃からみんなでスイミングに使う遊具の片付けに参加していて、身についているからでしょう。また、遊具にツツマづいたら「危ない」ということを学び、主体性をもって片付けに行く子どももいます。

 

 身について来た自主性や主体性をおうちでも伸ばしてあげることができます。例えば、スイミングスクールに行く用意(準備)を子どもにさせてみてはどうでしょう。子どもが自分の水着やタオルをきっちりバッグに入れられたら、ほめてあげましょう。そうすることで、自分で積極的に用意などをするようになるかもしれません。そうなれば、子どもの主体性や自主性をさらに伸ばすことができます。

 

 また、スイミングスクールで何があったのか、尋ねてあげてください。何をしたか思い出す機会にもなりますし、「お友達と一緒で楽しかったね」というように、スイミングが楽しいという認識を持たせてあげれば、スイミングスクールで習ったことだけでなく、片付けしたことなどいろんな場面がお子さんの思い出となります。そして、「自分で片付けできるようになったね、エラいね」とほめてあげることも忘れないでください。

 

 子どもとの会話も増え、子どものコミュニケーション力も養われていきます。

 

 

 

「着替え」は子どもの自信にも!

 服から水着に着替える際、小さなお子さんの場合は保護者が手伝う機会が多いでしょう。少し大きくなれば、子ども自身で着替えられるようにしていきます。ここで、単に着替えるのではなく、脱いだ服をたたんだり、バッグに仕舞ったり、棚に片付けたり、と、着替えから次につながる行動が生まれてきます。ここでも、「すごい、自分ですべてできるんだ!」「ちゃんとできたね」などほめてあげると自信にもつながります。それが「やる気」を生み、さらなる自主性や主体性などにもつながっていきます。

 

 

 

スイミングを楽しむ子どもは伸びる!

 子どもに「スイミングは楽しい」と思ってもらえば、しめたものです。スイミングを通して、社会性も協調性も主体性も自主性なども育っていくと思います。

 そのためにも、子どもにはスイミングの楽しさを知ってほしいですね。そして、スイミングが楽しいと思ってもらえば、スイミング活用「子育て術」もうまくいきそうな予感がします。

 

 ところで、毎回、申していますが、スイミングを始める前の体調管理は重要です。体調万全でスイミングを楽しんでください。体調不調であれば、スイミングを休むようにしましょう。途中でも、体調が悪くなれば、すぐに辞めましょう。水中では転ぶことがなくても、プールサイドや更衣室などは転倒しやすいので、転ばないように注意しましょう。また、混雑時は人とぶつからないように注意しましょう。スイミングスクールはみんなで楽しむ場です。人の迷惑になるような行為や安全性に欠ける行為は禁止です。マナーを守って、スイミングをみんなでエンジョイ!

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