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2022.02.28 コラム

カナヅチさんから卒業! 誰もが泳げるようになるスイミングスクールシリーズ23

シリーズ23:カナヅチさんから卒業!

誰もが泳げるようになるスイミングスクール

 

 人気の高い習い事の一つが「スイミング」です。

 この春もスイミングスクールに通おうと思っている人がいっぱいいます。そんな人の中には、「泳げないから、泳げるようになりたい」という人も少なからず、おられると思います。夏の、プールや海のシーズンが来る前に「泳げるようになりたい」と願っているなら、この春、スイミングスクールに通うのはおすすめです。スイミングスクールでは個人個人にあった無理のない指導で、水への恐怖心を取り除くだけでなく、泳ぐ楽しさも教えてくれるはずです。大人も子どもも「脱・カナヅチ」宣言して、スイミングを謳歌してくださいね!

 

 

 

 

泳げない原因は何?

 泳げない原因はいろいろとあります。

 

 中でも、多いのが水への「恐怖心」です。

 「足がつかないから怖い」、「水の中では息ができないから怖い」、「幼児期にお風呂などで溺れかけたことがあって怖い」「プールにふざけて投げ込まれて以来、怖い」など、水への怖さが泳ぐことを妨げています。トラウマになっている人もいるかもしれません。

 子どもも大人もまずは、水への恐怖心を取り除くことが大切です。「水=怖い」という認識を変えることが大切です。そうでないと、泳ぐことに抵抗感が出てきます。

 スイミングスクールでは、無理に泳がせようとはしないはずです。

 大切なのは、水に慣れ親しむことなのです。水に入ることに抵抗がなければ、誰でも楽しくスイミングできます。

 小さなお子さんなら、大人が一緒に付き添いながら、水の中で楽しく遊ぶことから始めるといいでしょう。我が家の湯船でも同じこと。お風呂=楽しい場所となれば、遊んでいるうちに、水への恐怖心は薄らいでいきます。

  水への恐怖心がある人は、水に慣れるために、家で洗面器に水を入れ、顔をつける練習をするのもいいかもしれません。最初は数秒でもかまいません。泳ぐ時には息継ぎも必要になってくるので、息継ぎの練習も兼ねて、洗面器でおけいこする人もいます。

 もちろん、我が家で練習しなくても大丈夫です。スイミングスクールでは恐怖心をうまく取り除きながら、水に慣れる練習はしてくれます。無理せず、あせらず、徐々に水に馴染むのがいいのです。

 

 泳げない原因は他にもあります。「浮かない」ことです。水に浮くことがうまくできず、すぐに足を床についてしまうので浮かないし、そのため、泳げないのです。体に力が入り過ぎているのも浮かない原因の一つです。全身の力を抜いて、浮く練習をしましょう。怖ければ、すぐに立てる深さのところでやるといいかもしれません。一人で不安なら、コーチや仲間のいるところで、浮く練習をしましょう。全身をリラックスさせて、水に体を任せたら、案外、簡単に浮くことができたりします。

 

 

 

 

段階を踏み、あせらず前進しよう!

 

 泳げない人は、あせりやすいものです。しかし、水への恐怖心はそう簡単に治せないかもしれません。

 段階を踏んで、進みましょう。

 

①水に顔つけ

 水慣れするためにも、水に顔をつける練習をしましょう。息を止めて、水に顔をつけるのですが、水を飲まないように注意してください。水から顔を上げたときに、「ハッ」と息を吐き出すようにするといいかもしれません。吐き出すタイミングを覚えていきましょう。

 

②水中歩行

 プールの底に足を着けるところから始めます。「水中歩行」で水慣れしていくといいでしょう。水中散歩を楽しんでください。水の中を歩くのが気持ちいいと思えば、しめたものです。水中歩行ができるようになれば、次は水中で息を吐き出してみる練習をしましょう。

 

③バブリングとボビング

 泳ぐとなると、水中で息を吐き出すことも大切になってきます。水中歩行で少し水に馴染んだら、水中で息を吐き出す練習もはじめましょう。水中で鼻や口から息を吐く「バブリング」と、水上で息を吐いて吸う「ボビング」を覚えるといいでしょう。

 バブリングでは、鼻から少しずつ息を吐き続けるようになるように練習します。水中で鼻から息を吐くことは、鼻に水が入らないメリットがあります。

 ボビングの方は水中に沈んだ状態から水上に顔を出して口から息を吐きます。 

  ボビングジャンプは、ジャンプして息を吸って水中に沈み、水中では鼻から少しずつ息を吐くバブリングをします。水中から顔を出したときに自然と空気が「パッ」と入ってくるなら、しめたものです。ボビングジャンプもマスターできています。

 

④もぐる練習

 水慣れしてきたら、軽くもぐってみましょう。徐々にもぐっていくといいでしょう。頭の先までもぐることをまず、目指しましょう。

 もぐる練習をしていると、体が自然と浮いてきます。浮くのが苦手な人はここで、浮く体験をしてもいいかもしれませんね。

 

⑤補助具を使う

 腕につける浮き具「アームヘルパー」など補助具を活用してみるのも一案です。補助具があれば、体を浮かすことも、バタ足などで前に進むことも可能です。水の中でスイスイ体を動かすことができれば、楽しさは倍増です。苦手だった水への恐怖心などが緩和されていけば、今度は泳ぐ楽しさを覚える番です。

 

 

 

 

安全を心がけて、スイミングをエンジョイ!

 泳げない人を、すぐ水に沈むカナヅチに例えて「カナヅチさん」などと呼ばれることがよくあります。この春は「脱・カナヅチ宣言」すると決め、スイミングスクールに通うと決めたあなたへ。

 スイミングを始める前に体調管理は重要です。どんな人にもいえますが、始める前と終わった後の体操はもとより、体調万全でプールに入ってください。体調不調であれば、スイミングを休むようにしましょう。途中でも、体調が悪くなれば、すぐに辞めましょう。水中では転ぶことがなくても、プールサイドや更衣室などは転倒しやすいので、転ばないように注意しましょう。また、混雑時は人とぶつからないように注意してください。スイミングスクールはみんなで楽しむ場です。人の迷惑になるような行為や安全性に欠ける行為は禁止です。マナーを守って、スイミングを楽しみましょう!

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