ゲロゲロ通信
GEROGERO
冬のスイミングって寒くないの? 実は、冬も快適です!シリーズ21
シリーズ21:冬のスイミングって寒くないの?実は、冬も快適です!
寒い冬の到来です。その冬も、スイミングスクールには老若男女問わず、多くの人が通ってきています。しかし、スミングスクールに通っていない人は「冬に水泳?」という驚きの声が聞こえてきそうですが、実は冬こそ、水泳なのです。
実際にスイミングスクールに通っている人からは「冬も水泳をしていることで、ほとんど風邪を引かなくなった」「水泳は冬も楽しめるスポーツです」などと異口同音に感想をいただきました。外は寒くても、プールがある室内はとても温かで、水温も心地よい温度設定がなされています。そして、冬も水泳をすることでからだの免疫力があがり、風邪予防にもなっているといえます。
冬も泳ぎやすい環境に注目を!
「冬の水泳は本当に寒くないのかしら?」と聞きたくなりました。そこで、スイミングスクールに通っている人たちの声を集めてみました。
かえってきたのが「プールの中は冷たくないよ」(小学5年生)とか、「温かくて気持ちいい」(40代女性)、「温かなので泳ぎやすい」(20代男性)、「冬も温かいから泳ぐのがイヤではなく、逆に楽しい」(中学2年生)、「冬になると戸外のスポーツはしづらくなるけれど、水泳は1年中楽しめるのが魅力」(10代大学生)、「冬は体力が落ちがちですが、水泳があるので助かっています」(40代男性)、「冬の体力維持には水泳はぴったり」(30代女性)、「冬は水中が気持ちよくて、歩くだけでもいい運動です」(60代女性)など、ご意見をいただきました。
ちなみに、スイミングスクールのプールは水温30℃前後のところが多いようです。室温も32℃前後のようです。水温よりやや高くしているのは、プールから上がった時にからだの熱が奪われると寒く感じやすいので、多くのスイミングスクールが水温よりやや高めに設定しているといえます。だから、泳いだ後も急激に寒さを感じることがないのですね。
もちろん、水温や室温は一定ではなく、季節により調整されているスイミングスクールが多いようです。
「冬の水泳は寒そう?」と思っている人はご安心ください。「寒いのを我慢して泳いでいる」人はほとんどいないようです。
寒い冬こそ、水泳で体力をつけましょう!
冬も水泳をするメリットはあります。
その一つが「水温」です。体温より水温は低いので、水中では体温が奪われやすくなるといわれています。そのため、からだは体温を維持しようとしてプールの中にいると体温調節機能が働きます。また、寒冷などの刺激により皮膚が鍛えられ、風邪にかかりにくいからだを作ってくれるといわれています。水泳を始めてから「風邪を引かなくなった」という声が多いのもそのためです。
「水圧」にも注目です。水中に入ると、からだ全体に水圧がかかります。この水圧が筋肉内の毛細血管を刺激して、筋肉から心臓へ血液が戻る働きをスムーズに促してくれます。
水中での「浮力」も要マークです。水中では重力が軽減されるので、足腰や関節にかかる負担が少なくなります。そのため、肥満の人や腰痛のある人なども、水中ではラクに運動ができるのです。
水中では水の「抵抗」を受けます。水の密度は空気の約800倍以上あるとか。そのため、水中にいるだけで、からだが引き締まって来るともいわれ、ダイエットにも効果があり、おすすめです。
「水温」「水圧」「浮力」「抵抗」が組み合わされば、さまざまな効果をもたらせてくれます。それに、水泳は全身運動なのでより効果的です。だから、季節問わず、水泳を楽しんでいただきたいですね。
スイミングスクールに入るなら冬もおすすめ!
多くの人が習い事を始める時期が春です。水泳は夏のイメージもあるので、夏から始める人も少なくありません。
意外に、冬と水泳が結びつかない人が多いと思います。ならば、冬に始めるのも一つではないでしょうか。
入会者が少ない冬は反対に、習うにはベストシーズンとはいえないでしょうか。学校で水泳の時間があるお子さんが冬から習えば、本格的な水泳の季節である夏場には、余裕をもって泳げるようになっているかもしれません。
参加数が多くなる季節よりも、もしかして、冬の今が穴場の時かもしれません。お子さんも大人も、冬のスイミングスクールを要マークしてみてはいかがですか。
冬は泳いだ後は素早いケアが必要です!
中には泳いだ後、体調を壊す人がいます。水泳は風邪を引きにくいからだを作ってくれる反面、水泳後のケアを怠れば、逆に風邪を引いたり、体調を崩したりすることになります。そこで、泳いだ後のケアはしっかりする必要があります。
できるだけ早く、からだや髪は乾かそう!
水中で泳いだことが原因で体調を崩すというより、泳いだ後にケアを怠り、体調不良を引き起こすことがよくあります。風邪を引くもっとも大きな原因も泳いだ後のケアによることが多いようです。
プールから上がれば、できるだけ早くからだを拭きましょう。濡れたからだでいるのは、体調不良を引き起こすもとです。
髪の毛も同じことがいえます。しっかり髪の毛を乾かすことが大切です。帰宅する際もからだを冷やさないように防寒対策はしっかりしてください。
※注意
どんな人にもいえますが、体調万全でプールに入ってください。
体調不調であれば、水泳をするのはやめましょう。