ゲロゲロ通信
GEROGERO
子どもの肥満防止にも期待大シリーズ14
シリーズ14:子どもの肥満防止にも期待大
コロナ時代になり、家にいる時間が増えた人は多いと思います。家にいると運動不足になりがちで、お菓子等をついつい食べすぎてしまいがち。大人も子どもも注意したいのが「肥満」です。というのも、肥満はいろいろな病気を招く要因になるからです。そして、大人も子どもも肥満の原因の多くが食べ過ぎと食事内容のバランスの悪さ、運動不足だといわれています。食事を見直し、運動をすれば、肥満解消につながります。とくに運動では水泳がおすすめです。なぜならば、水泳は有酸素運動の中でも抜群のダイエット効果があるからです。
「水泳」は無理せずに痩せられる!
水泳と聞くだけで、ハードな運動を思い浮かべる人もいるかもしれません。ダイエットのための水泳は“歩く”だけでも効果があり、泳ぐのは苦手な子どもや大人でも実は挑戦しやすい運動なのです。
〇水中ウォーキングを楽しもう!
水中に入る前には、通常の運動と同じく、ストレッチやウォーミングは念入りに行いましょう。そして、水中に入れば姿勢を正し、背筋をのばし、前を向きながらしっかり歩きましょう。腕もしっかり振りましょう。最初は無理せず、ゆっくりと、マイペースで歩いてください。時間も最初は数分でもOKです。小さなお子さんなら、もっと短くてもいいですよ。水中を歩くことに慣れてきたら、いろいろな歩き方を交ぜながら,少しずつ時間を長くする(30分〜40分)といいかもしれません。とにかく、無理は禁物。とくに、子どもの水中ウォーキングは「歩くのが楽しい」と思える範囲でやるのが一番です。
①脂肪燃焼でダイエット
水の抵抗を受けながら行う水中ウォーキングは、陸上を歩くよりも脂肪燃焼が高いのが魅力です。また、水中ウォーキングには陸上と違い、水の温度も効果的に働きます。水温は体温よりも低いため、体は体温が低下しないようにするために、自ら熱を発生させるといいます。体温をキープさせようと脂肪を燃やすので、陸上より水中ウォーキングの方がより大きな脂肪燃焼ができるわけです。
②筋肉量もアップ!
水の抵抗によって筋肉により大きな負荷がかかります。その負荷に対抗して水中を歩くことで、普段使わない筋肉が刺激され、筋肉量が増加するといわれています。実は、同じ体重の人であれば、筋肉量が多い人の方がスリムに見えるはず。引き締まった体にはある程度の筋力も必要ということなのでしょう。
③高いカロリー消費量
水中での抵抗は陸上の10倍になるという話もあります。そのため、水の抵抗を体全体で受ける水中ウォーキングは、陸上でのウォーキングより多くのカロリーを消費することになります。また、水中では体温維持のために脂肪を燃焼するので、カロリー消費がさらに高まります。一節によれば、1時間あたりの消費カロリーは、陸上のウォーキング約150kcalに対して、水中ウォーキングは約300kcalというデータもあります。もちろん、個人差等もあり、これは一例です。
〇お魚気分で泳ぐのも楽しい!
泳ぐことができるのなら、やはり、泳ぎたいですね。泳ぐ方が、さらに効果が高いからです。水中ウォーキング同様に泳ぐときもストレッチやウォーミングは念入りに行いましょう。
① 長時間泳ぎたい!
早さを競うのではなく、目的は肥満解消のダイエット。そのためには、ゆっくりとしたペースで、ときにはお魚気分で、のんびりと長時間泳ぐのがいいかもしれません。そして、休憩をうまく挟み込んでください。
クロールや平泳ぎはエネルギー消費量が高いのでおすすめです。ちなみに、クロールは30分間で150〜200kcalを消費するとか。
②肩こりやむくみも解消
水中ウォーキングや水泳でいえるのは、自然と血行促進の効果が得られるということです。リラックス効果も高く、無理なく続けられるのも水泳の魅力です。
〇水泳で痩せるためには
水泳で肥満を解消するには、効率よく行いたいものです。
①継続は力なり
頻度は週1~3回を目安に行いたいものです。また1回のダイエットのための水泳は、30分~1時間程度が目安ですが、お子さんが小さいならもっと時間は少なくても大丈夫です。ちなみに、有酸素運動で脂肪が燃焼されるのは20分後からといわれています。
②ストレッチは重要
ストレッチや準備体操は、ケガなどの防止だけでなくダイエットにも影響する大切なポイントだと知っていましたか。体が硬いままでは全身の筋肉をうまく使用できず、カロリーが消費されにくくなってしまいがちです。
③食事はバランスよく
水泳だけでは限界があります。肥満解消にはバランスのいい食事が重要です。食べ過ぎには注意してくださいね。
※肥満で病院通いもしているお子さんをお持ちなら、主治医の指示を仰いだ上で、水泳に挑戦してください。
※肥満解消のための水泳です。体調の具合がすぐれないなど変化があれば、無理せず、中止してください。
※どんな水泳にもいえますが、体調万全でプールに入ってください。不調があれば、水泳はやめましょう。